この度会長に就任しました藤村でございます。宜しくお願い致します。
開業して早33年になりますが、その間には、我が診療所周辺だけでも、いすゞ自動車がコープ大阪病院に、椿本チェーンがイオンモールに変わり、人の流れも激変し、周囲の環境が目まぐるしく変化しました。昭和48年に城東区より分区し鶴見区が誕生し、その後平成元年には鶴見緑地で国際花と緑の博覧会が開催され、特に新しい世代の人口が増え続け、平成10年には10万人を突破し、現在でも年少人口（15歳未満）の割合は市内24区中最も高い区になっています。

昭和51年に鶴見区医師会が設立され、平成14年に、現在の地に医師会館が建設されました。そこでは講演会、説明会、会議、最近ではコーディネーター事業も行っており、医師会活動の拠点となっております。以前より区民に対して健康教育・啓蒙活動、講演会等を実施しておりますが、地域医療構想の為、地域医療連携、多職種連携にも力を入れ、様々なひとたちと情報交換、意見交換のための会合を行っています。又最近では防災にも力をいれ、様々の関連団体と会議を重ねております。今年は新型コロナウイルス感染症が一番大きい問題となっておりますが、未知のウイルスであるため決定的な対策法、治療法がなく、今後の研究に期待せざるを得ないわけですが、最近徐々に、解明されたことを踏まえて対策を練っているところであります。過去にもスペイン風邪、SARS、MERS等のパンデミック感染症を経験しており、今後、これらのウイルスとどう付き合っていくか考えねばならないわけですが、予防で強調されるのは、やはり手洗いとマスク着用ではないでしょうか。

医師会会員一丸となって区民の為に何ができるか考えながら努力していきたいと思いますので宜しくお願い致します。